男性型脱毛症(AGA)の治療には、
内服薬と外用薬の2種類が
主に用いられています。
以下にそれぞれの特徴や注意点をまとめます。
内服薬
1.プロペシア(フィナステリド):
・効果:
5αリダクターゼII型酵素を抑制し、
脱毛の原因である
ジヒドロテストステロンの生成を減少させる。
・注意点:
性欲減退や
肝機能障害の副作用の報告があります。
2.ザガーロ(デュタステリド):
・効果:
プロペシアよりも広範囲に
5αリダクターゼを抑制。
・注意点:
勃起不全や性欲減退などの副作用が
起こりやすいとされています。
3.ミノキシジルタブレット:
・効果:
毛母細胞を活性化し、
頭皮への血流を促進。
・注意点:
かゆみや動悸などの副作用が起こる場合が
あります。
外用薬
1.ロゲイン(ミノキシジル液):
・効果:
毛母細胞を活性化し、血流を促進。
・注意点:
皮膚炎やかゆみなどの皮膚反応が
起こることがある。
2.アロビックス:
・効果:
血行を促進し、毛の発毛・育毛を促す。
・注意点:
発汗やかゆみ、
皮膚炎が副作用として報告されている。
これらの治療薬を選ぶ際は
治療薬の種類ごとの副作用や、
改善したい症状に応じて選ぶことが重要です。
また、治療薬の効果や安全性を考慮し、
医師との相談の上で
最適な薬を選択することが推奨されます。
結果(育毛や発毛)を求めるのも大事ですが、
体質によって副作用も起こりうるので、
注意しましょう。
また、AGA(男性型脱毛症)の治療を
サポートするために、
食事から摂取すると良い栄養素が
いくつかあります。
これらの栄養素は髪の健康を維持し、
頭皮環境を改善するのに役立ちます。
食生活にも気をつけることで、
外服薬・内服薬の効果を
最大限に引き出すことに繋がります。
1.たんぱく質:
髪の主成分であるケラチンの生成に必要で、
肉類、卵、乳製品などに多く含まれています。
成人男性は
体重1kgあたり約0.8〜1.2gのたんぱく質を
摂取することが推奨されています。
2.亜鉛:
髪の成長に必要な栄養素で、
皮膚や髪を構成するたんぱく質の合成に
関わります。
牡蠣や豚レバーなどに多く含まれており、
成人男性は1日に約11mgの摂取が
推奨されています。
3.鉄分:
酸素を運搬し、髪の健康をサポートします。
あさりや鶏レバーなどに豊富で、
成人男性の推奨摂取量は1日約7.5mgです。
4.ビタミンB群:
髪の成長をサポートし、
特にビタミンB6とB12は、
たんぱく質の代謝や赤血球の生成を助けます。
にんにくやレバーなどが良い食材です。
5.ビタミンD:
免疫力を高め、
頭皮の健康を保つのに役立ちます。
魚類やきのこ類に含まれています。
これらの栄養素は
サプリメントとして摂取することも
可能ですが、
食事から摂るよう心がけましょう。
栄養素を適切に摂取することで、
髪の健康を支えることができますし、
AGA治療薬の効き目にも
いい影響を与えます。
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